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新規アビリティ「ムーンボルテージ」の使い方考察

五周年記念ガチャで実装されたムーンボルテージの使い方を考えてみましたので、性能の解説とあわせて紹介します。

この記事の作成は2023/12/3であり、内容は当時の環境のものです。

 

 

ムーンボルテージとは

現在開催されている五周年記念ガチャで実装された新アニマ「アルヴィリオ」が持っているアビリティが今回紹介させていただく「ムーンボルテージ」になります。


アビリティ性能とは別に、アニマの見た目も非常に人気であり
〆採用にしたいと考える方が多いように見受けられました。

アルヴィリオの性能を他の竜アニマと比較すると
速さが非常に高く防御は低め
体力と攻撃は平均よりやや上と言った形になっており、アビリティとかみ合ってアタッカー向きの性能と言えると思います。

ご自身で使用する際はステータスシミュレータが使えますので、まだ活用していない方は是非下記リンクからどうぞ。

 

ムーンボルテージの性能について

さて、本題です。
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ムーンボルテージのゲーム内説明はこちらです。
f:id:poporewd:20231203174926j:image
競合するアビリティは「ヒートブレイブ」という事が分かります。
これについては、実際に討伐でも攻撃上昇のアイコンがヒートブレイブと同じであることから、重ねて発動しないことが分かっております。

そして、細かい倍率性能をあわせての詳細は

偶数ターンの時、そのターンの間攻撃力が上昇する
ターン開始時に発動判定が行われる
個別アイコンの為他のバフとは別扱いとなる
ただしヒートブレイブと併用した場合、数値が高い方が優先される。(同一アイコン)
攻撃上昇値(参考値) Lv1:20% Lv2:30% Lv3:40%

と、このようになっていると思われます。
(部隊内調査である為、誤りがある可能性があります。)

混乱するポイントは

・偶数ターン(2.4.6.8.10)に確定発動
・アビリティLvは発動率ではなく倍率に影響する
・ヒートブレイブと重ならない
・部隊アビリティや加護の虹羽グループのバフとは別計算
・セットアクトやメテオブレイズなどの固有アイコングループとも別計算
・効果はそのターンの間だけ

この6点になると思います。

 

性能の比較と考察

攻撃力を増加させるアビリティは他にもいくつか存在しますが
それらを評価する際に私が使っている考え方を踏まえてどの程度の増加量なのか紹介します。

それが、そのアビリティがもたらす攻撃力倍率の期待値を考える方法です。

例えば

[10ターンの戦闘での比較]
ヒートブレイブ
発動率:100%→発動ターン:3、倍率:+50%
=150%

メテオブレイズ
発動率:50%→発動ターン:5、倍率:+30%
=150%

こんな形ですね。
これは最大の10ターンまででの考察であり、ターン数が少なくなるとまた結果が変わってきます。
さらに、もちろん発動率が100%でない物は上振れ下振れがあり、メテオブレイズの先手効果などは度外視しているので、この考え方はあくまでも目安になります。

それを踏まえてもう少し比較対象を増やすと

[10ターンの戦闘での比較]
ヒートブレイブ
発動率:100%→発動ターン:3、倍率:+50%
=150%

メテオブレイズ
発動率:50%→発動ターン:5、倍率:+30%
=150%

セットアクト(3体編成時)
発動率:100%→発動ターン:10、倍率:+10%
=100%

ムーンボルテージ
発動率:100%→発動ターン:5、倍率:+40%
=200%

このようになりました。
ムーンボルテージが最大の倍率となっていますね。

これを同じように5ターンにして計算してみます。

[5ターンの戦闘での比較]
ヒートブレイブ
発動率:100%→発動ターン:3、倍率:+50%
=150%

メテオブレイズ
発動率:50%→発動ターン:2.5、倍率:+30%
=75%

セットアクト(3体編成時)
発動率:100%→発動ターン:5、倍率:+10%
=50%

ムーンボルテージ
発動率:100%→発動ターン:2、倍率:+40%
=80%

ヒートブレイブがダントツですね。
逆にムーンボルテージは偶数ターンにしか発動しないことが確定しているので
想定するターン数が少なくなればなるほど露骨に性能が落ちます。

このように競合するアビリティや、似た性能を持つアビリティで何を取得するか迷った場合は、短期戦で決着をつけるか、長期戦に持ち込むかを決めた後にどれを取得するかを考えるのが良いと思っています。

 

合わせるアビリティと使い方について

比較ができたところで既存のアビリティと組み合わせた際の使い方について紹介していきます。

前提として今回は、ムーンボルテージを使用する。と言う事で10ターンまでの戦闘を視野に入れる長期戦向きの組み合わせで考えています。

ムーンボルテージ×メテオブレイズ
ブレはあるものの同時発動すれば固有アイコンによって別計算バフが+70%分となり
ターン後半でも高い攻撃力が確保できる組み合わせです。

デメリットとしては
奇数ターンにメテオブレイズが不発すると攻撃上昇の恩恵が全く受けられないターンが発生する。と言う点
これに関してはメテオブレイズの弱点になるので、ムーンボルテージの性能が影響している部分ではありません。

ムーンボルテージ×アダプトランス(レイトフォース)
装飾品でレイトフォースを持たせる形です。
1ターン目にレイトフォースをかけ、2ターン目に攻撃をする。
これを繰り返すことで、偶数ターンにのみ高い倍率の攻撃を行う。と言う動き方が戦闘終盤までできる為、かつての「ヒートブレイブ×アダプトランス」型のヒート部分をムーンに置き換えることでレイトフォースとの相性が非常に良くなったように思えます。

アダプトランスじゃなく、レイトフォースと相性の良いバーストアウトなどでも同じように強力であると思います。

デメリットとしては、レイトフォースが1回不発すると、偶数ターンにレイトフォースを掛けるようになり、再び不発するまで恩恵が受けられなくなります。

ムーンボルテージ×パニッシュメント(リガーフォルト)
パニッシュメントやリガーフォルトはそもそも長期戦を想定している場合が多いので
必然的にこの辺りとの相性は良くなると思っています。
ステータス値を攻撃寄りにしておくと、1ターン目はパニッシュ(リガー)の低倍率
2ターン目にムーンの効果が乗った攻撃アビリティを発動。と言う動きができます。

デメリット…と言うか微妙にかみ合わない点がパニリガは発動から3ターン不発判定なので
1ターン目に発動した場合次の発動が4ターン目となり、偶数ターンになってしまいます。

ムーンボルテージ×セットアクト
これに関しては、先日β版が開催された「撃滅戦」や部隊レイド想定です。
撃滅戦が6体編成の仕様のままであれば、セットアクトによる攻撃増加の期待値は10ターンで250%となり、それがレイドなら350%となる為、組み合わせの中でも非常に安定しておりかつ高倍率となっています。
装飾品でレイトフォース、刻印でバーストアウトを付け、味方にカインドヒールやブレイブーストなどを置いておくと、高い攻撃力を維持しながら戦えると思います。

引継ぎのどちらも確定発動なので非常に安定していますが、デメリットは通常使用(3枠編成)だと倍率がやや落ちるという点と、レイトフォースを使うなら不発した際のかみ合わせが悪くなる点になると思います。

ムーンボルテージ×バックアゲイン
ムーンボルテージの倍率のみを考えたときに、同じ倍率であるバックアゲインのマイナス分を相殺しようとする型です。

そもそもバックアゲインをアタッカーに持ってくると言う型のバリエーションが多くなさそうなので、特定の環境でつかえる…かも…?くらいで、実用性があるかは正直微妙です。

バックアゲイン×メルアンブラを使っている方は、メルアンブラ〆+刻印でメルアンブラLv2を付与できれば単純な強化になるのかなぁとも考えてましたが、それなら攻撃力にこだわらなくてもよさそうだなぁとも思ったので、一応紹介。と言う形です。

 

まとめ

今までは短期戦型のヒートブレイブが人気でしたが、高い倍率と安定した発動率を兼ね備えた優秀なアビリティという事でこのアビリティは使い方に迷う方が多くなると思います。

アルヴィリオを〆とした場合でも、倍率が落ちるだけでおまけアビリティとしては充分な性能なので、引き継ぎ、〆どちらも優秀であると見ています。

ムーンボルテージだけに焦点を絞って活かそうとすると、なかなかかみ合わせが難しくなるので、しっかりと合わせるアビリティを考えて育成する必要があるアビリティであり、今後さらに相性の良いアビリティが登場する可能性も充分考えられます。

どちらかと言えば、初心者が手を出すよりは、中級者以上の方が既に最低限のアニマが揃っている上で更に突出した性能にしていく方が輝くアビリティだと思っています。

今回紹介させていただいた以外の型で育成予定と言う方や、こんな組み合わせどうだろう。と言う意見をお持ちの方は、是非コメントで残していただけると、こちらも参考になりますので大変嬉しく思います。

既に完成しているアニマの育成し直しを検討している方も少なくないようですね。
私もまだどう育成するか迷っています。